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『八月と太陽』

おはなし

むかしむかし、まだ太陽と地球の関係が出来る前のこと。

太陽のまわりには、12個の月がありました。

12個の月はみんな、太陽のことが大好きで大好きで、、

それぞれ順番に大好きな太陽にアピールしていくのでした。

“ねぇ、太陽、今日は手作りの服を着てきたの”

“私はこんな特技を覚えたわ、すごいでしょ?”

ところが、人気者の太陽は見向きもしません。

その中に、なにもせずとも太陽の心を奪った月がありました。

八月です。

太陽は、八月が来ると思うと嬉しくて嬉しくて、

照れくさくて、太陽はいても立ってもいられません。

体がどうしようもなく燃えて、熱くなるのです。

 

それからというもの、八月が近づくと地球は

暖かくなるようになったのでした。

 

そんな、八月と太陽のある一日のおはなし。

“八月に嫌われた?”

息を切らして

空を駆ける 

ひ弱な太陽

近づくと溶けてしまうんだ

触れてみたいんだ

空をすてて 

叫んでみたんだ

 

あなたを知る度 

頭はバタつき

体は熱帯び

ワタシの居場所に

帰ってきて欲しい

世界はグラつき

 

 

 

word&song / Chima

arrange / SAyA

mix & mastering / 西村 サトシ

 

八月は笑ってた

“バカね アナタは

空を守る 

立派な太陽”

言葉にするのなんて怖かった

逃げていたかった

枯れた声が 

聞こえるまでは

 

アナタの居場所に

わたしは居てもいい?

体は熱帯び

二人は近づき

体は溶け合い

世界は色付き

『HIKOUSEN』

再会ハ 雨?

再会ハ 晴レ?

ク・リ・

 

ナニガ 足リテ

ナニガ 足リナイ?

君ハ ヨウヤク 人間ニナッタ

虹ノヨウニ 言葉ガ

空ニ 混ジル

君ハ 覚エテルカ

君ハ 君ノ 彼ト 出逢ッテ

君ハ 君ノ 君ニナッタ

ツマリ  ソレハ

飛行船ハ 出逢ッタ

『HIKOUSEN』『八月と太陽』

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